『あずだす』制作の経緯
■第1次あずだす出版事業(2010-2013)
今から約10年前、山形県内において「郷土料理本」が次々に出版され、いわば「郷土料理本ブー ム」に近い状況にあったが、一方で、日本の『和食』を「ユネスコ無形文化遺産」にしようという動 きもあり、和食や郷土料理といったことに対する関心が高まっていた。(和食ユネスコ無形文化遺産」 に認定:(2013年12月認定)/「ユネスコ食文化創造都市」に鶴岡市が日本で初めて認定(2014年 12月))
そのような中、村山市ならではの「郷土料理本」制作プロジェクトがスタート。平成21年(2009 年)のことであった。足掛け2年がかりで、「あずだす』(1に相当)が完成した。
当初、地域活性化センターの助成事業として約30万円で300部を作成(平成22年度(2010)事業)。
販売用として、内容の吟味を行い、2,000部を印刷(平成24年度(2012)) し、9月に販売開始。
約1か月で完売、翌年(2013年)夏に、5,000部を追加発行し、販売開始、約3年で完売。
■第2次あずだす出版事業(2018-2020)
平成30年(2018年)春、「郷土料理を楽しむ会」では、例会で作りためた秘蔵レシピが100を超 えており、それを後世に引き継ぎ残すため、「本」として出版することを企図し、『あずだす』の続編 として出版販売を行うプロジェクトがスタートした。
この際、『あずだす」(黒版)が品切れになっていたので、これと合わせて販売すると魅力が高まると判断し、「黒版あずだす」の魅力を高め、すでに購入した人にも新たに買い求めてもらえるように、ただ単に増刷するのみならず、内容を見直し(改定)、補強することとし、「改訂増補版」として版を 改め、新刊として発行することとし、「赤坂あずだす』とセットでの販売を見込んだ。